トルコリラ/円、円高で過去最安値更新 10日の政策金利は据え置きの公算
ニュース概要
先週のトルコリラ/円は過去最安値を更新しました。8月31日は3.301円付近で始まり、その後3.300円付近でもみ合ったものの、9月2日に3.270円前後へ下落。9月3日には一段の下落で過去最安値となる3.193円前後まで急落し、4日の東京市場ではやや持ち直して3.231円前後まで戻りました。
下落の背景
先週はリラ自体に新たな売り材料が出たわけではないとされています。背景としては、ドル/円が日銀の利上げ加速観測などを受けて155円台まで急落したことが大きく、加えて対ドルでリラの軟調推移が継続したことから、リラ安・円高の動きが加速したと報告されています。
経済指標と中銀動向
8月31日に発表されたトルコの4-6月期国内総生産(GDP)は前年比+2.3%(予想+2.5%)、9月3日に発表された8月消費者物価指数(CPI)は前年比+31.51%(予想+31.60%)でしたが、いずれもリラ相場への影響は限定的だったとされています。
今後の注目点
今週は10日にトルコ中銀が政策金利を発表します。市場は政策金利を37.00%に据え置く可能性がきわめて高いと見ています。中銀は先月にインフレ見通しを引き上げており、政策金利を据え置いても、発表する中銀声明が早期の利下げ再開を示唆するような内容になればリラが続落する可能性がある点が注目されています。特に、中銀声明で従来の「インフレ期待を通じた物価安定を実現するまで引き締めスタンスを維持する」とした文言を維持するかどうかが関心点とされています。
